Welcome Guest 
災害関連情報
ニュース
ご案内
教団各種資料
教団関係者用メニュー
TOP
TOP : 8・15平和祈祷会報告
投稿者 : doumei 投稿日時: 2011-08-31 03:11:15 (1171 ヒット)

「教会と国家」委員会8・15平和祈祷会報告

委員 小池 宏明(新津福音キリスト教会牧師)

2011年8月13日㈯、中野教会にて、8・15平和祈祷会が開催されました。

 今年は、藤原淳賀先生(聖学院大学総合研究所教授、日本バプテスト連盟・恵約宣教伝道所牧師)を講師としてお迎えして「大震災の中で平和を作り出す教会として…66年目の夏に」と題して講演が行われ、祈りの時を持ちました。講演内容の概略は以下のとおりです。

 「序」で、大震災を体験した日本は、今非常に傷つき苦難の中にいるが、明治以後のプロテスタントキリスト教会は、ほとんどが勝ち組に入りたいために、苦難を避けるキリスト教会になっていた。しかし、聖書の教えはまったく違う。「私たちがキリストと、栄光をともに受けるために苦難をともにしているなら、私たちは神の相続人であり、キリストとの共同相続人であります。」(ローマ8章17節)さらに、神のご性質である平和を作り出すことは、神の民(子)にとって、欠くことのできない本質であり、オプションではない、ことを強調した。(マタイ5章9節)

 「⒈教会に仕える神学」では、平和に対する考え方が終末論のとらえ方によって変わることを説明した上で、ナイーブな平和主義(なんとなく戦争は嫌だ、血を流したくない…)から、キリスト教現実主義(正義の戦争を認める平和構築)を乗り越えて、聖書的現実主義(神の国の倫理で善をもって悪に打ち勝つ平和作り)へ進むべきことを主張した。

 「⒉キリスト教会の戦争観―歴史的概観」では、紀元後4世紀までの平和主義の時代以後、平和主義を捨てて義戦論の時代へ、そして11世紀から十字軍の時代(信仰のゆえの戦争)、18世以後、理性的な判断によって平和を模索する時代、に分けて各時代について解説した。

 「⒊平和を作り出す教会―この世において神の国のパラグラムを生きるということ」では、神の国が「すでに」来ているという視点に立って、聖書的現実主義で「隔ての壁」を壊していくことを求めて生きる教会が必要である。教会以外に神の国のスタンダードをこの世に見せることはできない。ガンジーやキング牧師の例、またアーミッシュ共同体の例が紹介された。平和を作るために、他者の血を流すのではなくて、自分の血を流す覚悟が必要なのだ。それが、主イエス様が歩んだ道である。

 「⒋結論」として、何よりも教会内に平和をもたらすこと。腹を割って語り合うこと。破壊し傷つける言葉ではなくて、建て上げる言葉を大切にすること。隔ての壁を超える爐箸〞が来ている。


今年の平和祈祷会の参加者は60名でした。参加者の感想をいくつか紹介すると以下のようになります。

■日本や世界の教会の在り方を改めて考えさせられた。

■とても素晴らしい「福音」の講演会でした。

■日本のプロテスタント教会は、苦難を避けた勝ち組志向であったため、戦時中の神社参拝にもつながったことが分かった。

■やはり「安価な恵み」から卒業して、苦難を喜びとする教会を建て上げることを深く思わされた。

■平和を作るという神のご性質が教会に、私たち個人の内に与えられているにも関わらず、壁を作っていることを反省させられた。

■平和をいかに主体的に作っていくのか、そしてその使命がキリスト者にとって、いかに大きなものか、考えさせられた。

 最後に講演の中で紹介された『アーミッシュの赦し』(亜紀書房、2008年)を読んでみてはどうでしょうか。教会とは何か、を問い直すきっかけになるでしょう。



ログイン
ユーザー名:

パスワード:


パスワード紛失

検索
日本同盟基督教団